maps-suite

チュートリアル 段3:見た目を変える

前の段でできたこと

段2で、5地点のデータを地図に載せました。でも全部同じ色。データには category(ターミナル/観光)が入っているので、この段では属性に応じて点を色分けします。

paint プロパティで描き方を決める

addLayer に渡すレイヤ定義の paint で、描き方を細かく指定できます。まず色分けの前に、点を見やすくしてみます。

impl.addLayer({
  id: "spots",
  type: "circle",
  source: "spots",
  paint: {
    "circle-radius": 8,
    "circle-stroke-width": 2,
    "circle-stroke-color": "#fff",
    "circle-color": "#e4402f",
  },
});

データの属性で色を変える

circle-color には、固定の色だけでなくも書けます。match 式を使うと、「category の値がこれなら、この色」という対応表になります。

import "maplibre-gl/dist/maplibre-gl.css";
import "@geolonia/maps-core/css";
import { geolonia } from "@geolonia/maps-suite";

const map = new geolonia.maps.Map(document.getElementById("map"), {
  apiKey: "YOUR-API-KEY",
  center: { lat: 35.68, lng: 139.75 },
  zoom: 11,
});

await map.whenReady();
const impl = map.getGeoloniaMap();
impl.addSource("spots", { type: "geojson", data: "/data/sample-spots.geojson" });
impl.addLayer({
  id: "spots",
  type: "circle",
  source: "spots",
  paint: {
    "circle-radius": 8,
    "circle-stroke-width": 2,
    "circle-stroke-color": "#fff",
    "circle-color": [
      "match",
      ["get", "category"],
      "ターミナル", "#e4402f",
      "観光", "#2b6cb0",
      "#888888",
    ],
  },
});

配列の読み方は上から順に、

  1. "match":対応表を引く式。
  2. ["get", "category"]:各地点の properties.category の値を取り出す。
  3. "ターミナル", "#e4402f":値が「ターミナル」なら赤。
  4. "観光", "#2b6cb0":値が「観光」なら青。
  5. "#888888":どれにも当てはまらないときの色(フォールバック。必須です)。

このように、データの属性から見た目を決める書き方をデータ駆動スタイルと呼びます。色以外にも、値に応じて circle-radius を変える(数が大きい点ほど大きく)といった使い方ができます。

ベース地図ごと変えるには

点の色ではなく、背景の地図そのものの見た目を変えたいときは、Map を作るときの style オプションにスタイル名や URL を指定します。

const map = new geolonia.maps.Map(document.getElementById("map"), {
  apiKey: "YOUR-API-KEY",
  style: "geolonia/midnight",
});

動いたか確認する

駅の3点が赤、観光地の2点が青で表示されていれば成功です。GeoJSON の category の値を書き換えて、色が追従することも確かめてください。

うまくいかないとき
  • 全部フォールバックの色になる → match に書いた値と、GeoJSON の properties の値が完全一致しているか確認。全角と半角の違いや、余分な空白にも注意。
  • 何も出なくなった → match 式のフォールバック(最後の1つ)を書き忘れると式が不正になります。必ず末尾に既定の色を置いてください。
  • プロパティ名を間違えるとエラーは出ずに反映されません(circle-colour 等のつづりに注意)。

次は

データが色で語るようになりました。次の段4:インタラクションを足すで、マーカーのクリックで情報ウィンドウを出すインタラクションを追加します。